髪を切る

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本当は髪をもっと長く伸ばして寄付するつもりだった。

アジア人の髪はこしがあって喜ばれるのだ。

事実かどうかは知らないが、以前寄付をした美容室のスタッフが

アジア人の髪はキューティクルの層が

欧米人のものに比べて厚いのでと言っていた。



伸びきらぬうちに髪を切ろうと思ったのは

デパートに勤めることになり

いくらなんでも、いつものゴムでくるりと結っただけの

お団子頭で接客もどうかなと思ったから。

髪をおろすともっと悲惨だし。

まあ、誰も気にしはしないだろうけど

まあ、ちょっと心構え的に。



このヘアカットだが、私は美容院が苦手。

今日もケープの下で、はっと気付くと

両手をぎゅっと握り合わせていたことが何回かあった。

髪を美容院で切るのは、大きな声では言えないが

1年以上ぶり。

時々、自分で毛先を揃えたりはしていたけれど

もちろん、プロのように真っ直ぐに切れない。

いつも髪を結っていたので

まあ、誰に気付かれることもないさと、おばさん化していた私。



では、何故、美容院が苦手かというと、

私は頭皮に乾癬の症状が出ていて、ほんの2、3回だが

心無いコメントをもらったことがあるので。

それに、今はレーザーで治療をしていたおかげで

かなり症状も軽くなっているが

重いときは、かさぶたもあるし、大量にフケが出る。

乾癬がありますといっても

大抵はシャンプーの時に思い切りこすられたり

櫛を頭皮に強くあてられたりする。

でも、こんな頭を触ってもらっているのだから、と

ぐっと言葉を飲み込む。

アメリカの美容師さんたちは、おしなべて

「あら、私のクライアントにも乾癬の患者さんいるわよ。

全然気にしないでね」

と言ってくれる。

欧米には乾癬患者が多いので、本当だろうが

言葉通りに受け取っていいのか、いつも半信半疑。



こちらの美容学校では、ヘアーやネイルにかかわらず

ある程度の医療のクラスを受けることが義務になっているので

美容師や、ネイリスト達が、知識として、

乾癬などの皮膚に症状の出る病気について、学んでいることも知っている。

やっぱり、私がParanoid(疑い深い)すぎるのだろうか。



私は空想癖があるので

時々、乾癬のほかにもアトピーや糖尿病などの

皮膚に症状のでる患者さん向けのヘア&ネイルサロンを作りたいな、

と想像したりする。

ある程度、一人ひとりのプライバシーが保てるような設計で。

肌に刺激の少ない製品を扱って。

皮膚科の医院とタイアップもいいかもしれない。

クライアントも最初から受け入れられることを前提なので

身を縮めることもない。

スタッフにはお給料を少し高めに設定して...

なんてぼーっと考える。



ところで、どんなヘアカットにしたかというと

ちょっと“若”奥様ふうの、レイヤーの入ったミディアムボブ。

お団子頭の時と比べて、5歳は若く見えるかしらん、と

内心思っていたら、旦那は

「うん、年相応にみえるね」

だって。お世辞のひとつも言ってくれよ。

行く前はナーバスだったけれど

いざ切ってみたら、キレイにしてもらうのはやっぱり嬉しい。

もっと美容師さんたちの言葉を信じるべきかしら。

彼らもプロだものね。




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