拡がるエボラ出血熱?

今日は再びエボラ出血熱の話題。


・二人の二次感染者


アメリカでは、エボラのウィルスがいかに強力かを

思い知らすかのように、二次感染のケースが出て来ている。

まず、アメリカで最初の発症者のThomas E. Duncanを

隔離された病室で看護したナースのNina Phamが発症。

ニーナ・ファムは、エボラに感染したが、快復した

Dr. Kent Brantly からの輸血を受け、容態は落ち着いているという。



そして、今日、二人目のナース、Amber Vinsonも

発症した、というニュースが報じられた。

彼女もファム と共に隔離病室で患者のケアをしていた。

ファムの感染により、ナース達が防護服の着脱の方法に

問題があるのではという議論が起こったが

ヴィンソンの場合は発症前日に微熱(37.5℃)があるにも関わらず

オハイオからテキサスへフロンティア航空の飛行機に搭乗。

CDC (Centers for Disease Control and Prevention

アメリカ疾病予防管理センター)が彼女は搭乗すべきではなかった

と声明を出したことから

インターネットなどでは、彼女は何故、感染の可能性があり

しかも熱があるのに飛行機に乗ったのだ!

と怒りのコメントがあふれている。



しかし、NBCニュースによると、実際は、ヴィンソンは搭乗前に

CDCへ電話をし、彼女の状態を説明したが

搭乗の禁止はされなかったということだ。

この行動は、もしかしたらアメリカ人のよくやる

“Cover your ass” (この場合は後で困ったことにならないように

一応ステップを踏んでおく)をしただけかも知れないが

このことで、責任はCDCへ押し付けられた。

そして、そのCDCは首尾一貫した対応をしていない。

CDCのディレクターによると、彼女の搭乗による

他の乗客への感染の可能性は低いということだが

CDCは、念のため、乗客全員にコンタクトを取り

彼らにモニターの必要性を促している。



二人の住むそれぞれのアパートは専門業者により

清掃が行われ、周囲の住人には

近所でエボラ患者が出ました、という通達を行っている。



・病院ではエボラ患者に対応しきれない?

ざっと、現在までの二次感染者の状況を書いたが

もしかしたら、もっと感染者が出てくるかも知れない。

というのも、トーマス・ダンカンが救急で運び込まれた際に

病院の対応にも問題があった、という

看護師の労働組合から声明文が発表されたのだ。



これは、この病院に勤務するナース達何名かが

この組合へ通報したことが発端。

ナース達によると、ダンカンは救急車で搬入された後

すぐに隔離病室へ移されたわけではなく

しばらくは、救急治療室のベッドに寝かされていたという。

ナース達は、調達できる範囲の防護服を身につけ

対応にあたらなければならなかった。



治療の際の汚れた衣類なども、最初は

床に放置され、積まれていたり

血液等のサンプルも、通常の方法で検査室へ回されたり

感染を心配する声があがっていたと言う。

これは、エボラ患者を受け入れる準備が

できていなかったことに他ならない。



・では、どうしたらいいのか?

以上書いたことは、CDCが封じ込めに自信がある

と言っても、私達国民を不安にさせるに十分。

モニターを勧告されているにも関わらず

公共の交通手段で移動する人が出るかもしれないし

他の地域、他の州で感染患者が出た場合

どの病院でも患者に対応できるのか、そして

スタッフを守れるのかも心配。



やはり、政府がもっと関与し、ある程度のプロトコルを

定めるべきではないか。

病院のスタッフの教育、防護服等の完備も必要。

西アフリカとは段違いに衛生面では発達しているアメリカ。

爆発的な流行は防げるとは思う。

ナースの二人も経過は良いらしい、ということも

喜ばしい。

でも、万一のためにも

これ以上、患者を出さないためにも

万全を期す、これしかない。


読んでくださってありがとう。ぽちっとよろしく。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 膠原病へ