工場でバイト

アメリカの大学に通いだす直前の夏、私は工場で2ヶ月働いた。
日本にも支社のある掃除用品などのメーカー。時給は10ドル以上だったと思う。
正社員の他に派遣社員や大学生のバイトがたくさんいた。
ここで、私はひとつの発見をする。

私って、もしかして不器用!?

まあ、前からうすうす気づいてはいたけどさ。

その日は、髭剃り用のシェービングクリームのラインに配属された。

そこでは、3種類の作業場があり、1時間ごとにローテーションをすることになっていた。
一つは、箱づくり。平たく積んであるダンボールをひとつずつ機械に入れ、箱を組み立て、
コンベヤベルトで梱包に送る作業。次は、ガス漏れしていないかどうかを水槽にくぐらせてチェックする作業。
最後は、ガス漏れ確認済みの製品をコンベアベルトにのせ、梱包に送る作業。

この最後の製品をベルトにのせるのが私にはMission Impossible だった。
ベルトはもちろんある程度のスピードで動いてる。そこに細長い円筒形の缶をのせていくのだ。
慣れてる人は(というか、私以外の慣れていない人も)両手で2本ずつひょいひょいとリズム良くのせていく。
私は1本ずつそーっと置くのが精一杯。それも亀スピードなので流れていく缶と缶の間隔が非常に広い。
周りの冷たい視線を感じ、2本ずつに挑戦する。手が震える。

あ… た、倒れた。他の缶も将棋倒しになっていく…!

リーダーがアラームのボタンを押し、ジャムを防ぐためにコンベヤベルトを止めた。
ブザーが響き渡り、全作業がストップ。みんなの視線が痛い。

よし、次はやってやる、と、涙がちょちょぎれそうなのをこらえ倒れた缶を手伝ってもらいながら起こし、
リベンジを誓う。

…あれ?また倒した。す、すみません。よし次こそ!

が、その“次”は永遠に訪れなかった。

他の製品の作業場へ行くようにと、リーダーさんにそれはとても丁寧にお願いされたのだった。

30才目前、悔し涙の夏だった。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村
Related Entries

Comments

私は、安全テストに落ちて雇って貰えなかったー!
人に言えない。。。

No title

安全テストに落ちてしまったとは言え、アメリカので職場経験良かったと思いますよ。私もそろそろ就職しなくてはと思うものの面接がいやでって。。。面接に行くまでにいまでは大変なのに。。。あはは。 

さてさてどんな大学生活を送ったのか今から次のブログを楽しみにしていま~す^^v

ゆみさんへ

コメントありがとうございます!
色々思い出しながら、書いていこうと思います。ちょっと、自分のことを書くのに照れちゃうけど…。

  • 2013/03/13 (Wed) 20:23
  • かあちゃん #-
  • URL

Post a comment


Only the blog author may view the comment.