え?世界が終わるのが楽しみ、ですと?

アメリカへ越して来てから、1、2年は

いかにも馴染んでいないのが明白だったのか

色々なところで、どこから来たの?と声をかけられた。

例えば、マクドナルドや図書館で。

そして、大抵二言目には

どこの教会に行っているの?と聞かれた。

クリスチャンじゃないので、教会へは行ってません

と返すと、すぐに、あ、そう、と話題を変える人もいれば

その人の通っている教会の素晴らしさを

とくとくと説き、一度いらっしゃいと、言う人もいた。



当時は、何故アメリカ人は、こう教会への勧誘をするのだろう

と、不思議でたまらなかった。

私が迷える子羊のように見えるのだろうか

それとも、“救い”が必要に見えるのか

と、自分が何かのオーラでも出しているんじゃないかと

よく思ったものだった。



今から思えば、アメリカでは本当にたくさんの人が

毎週、礼拝に通ったり、教会で奉仕活動をしたりしていて

彼らは、教会は生活にとても密着しているので

実は軽い世間話のようなものだったのだと思う。

そして、こちらの生活に慣れた頃には

教会への勧誘は全くされなくなった。



で、つい最近のこと。

デパートでバイト中に久しぶりに勧誘された。

冬のコートをまとめて3着購入されたお客さん夫婦がいて

レジに置いてあったクーポンを使い

かなりのディスカウントになったことに喜んだ彼らと

色々世間話をしていた。

彼の勤務先が地元では有名なレストランの隣にあるというので

そういえば、そのレストランは、最近強盗に入られたんですよね?

と私が聞いたことから、最近起こっている犯罪のことに話は発展。



すると、彼は突然、あなた、聖書は読みますか?と聞く。

とっさに、言葉につまり、(一応全部ではないが

読んだことがあるので)、読んだことはあります、と答えると

聖書には、今起こっている様々な事件の予言が書いてあり

この世の週末に近づいている、とも書いてあるよね、と仰る。

いやあ、今世界が終わったら困りますよねー、と

営業用のスマイルで答えると

全然、困ることはないですよ~。僕は楽しみだな。

と仰るではないか。

隣で奥様も、うんうん、と頷いている。

え?世界が終わって欲しいんですか?と聞くと

聖書によると、世界が終わるときには

政府や何やら全部が破壊されて

パラダイスになる、とされているよ。

アダムとイブの世界になるんだよ。

それは、素晴らしいと思わないかい?

僕は本当に楽しみだ、ですと。



思わず、絶句した後

あのー、どちらの教会に通ってらっしゃるんですか、と聞くと

Jehovah's Witnesses(エホバの証人)だそうな。

そして、ポケットから何やら取り出し、手渡された。

それは勧誘のパンフレットだった。

素晴らしいウェブサイトもあるので、そちらも

チェックしてね、と加えて。



なるほど。

私のエホバの証人の知識は

誕生日やクリスマスを祝わない、とか

戸別の勧誘に歩く、などしかないので

もしかしたら、とまどいの表情を浮かべっぱなしだったかも

しれない。

おもわず、家に帰ってネットで検索してしまった。

確かに世界終末思考についても書いてあった。

そういえば、旦那の親戚にもいたのを思い出した。

彼らは、全く勧誘もしないし、宗教の話もしないけれど。



私は、神がいることを実は信じたい。

でも、聖書に書いてあることが一字一句

実際にあったことだ、と信じることは

ほとんどのクリスチャンがそうであるようにはできない。

ノアの箱舟とか、モーゼスが海を分けたとか。

でも、何を信じるかは、はもちろんその人それぞれの自由。

そして、私は、何故か、ついその思いを熱心に聞いてしまう。

世の中にはこんな思想もあるのね、と感心もしてしまう。

宗教のことも含めて、色々な意見を聞くのが好きだから。

自分の意見ばかりが正しいわけではないし

Nonjudgmentalが私のモットーでもあるのです。



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