カナダの警察もののTV番組、Flashpoint。
今晩、バイトが入っていないことをいいことに
洗濯をしながら、3本ぶっ続けで見てしまった。
3本目が『Last Dance』というタイトルで
哀しい愛の物語が軸になっていて、もう、号泣。
ちょっとネタバレしちゃうと
若いカップル(婚約者同士)が高級レストランで食べ逃げ
質屋で強盗、タクシーで逃走。
二人が始めて出会ったという舞踏場で開かれている他人の結婚式で
質屋から奪った銃を使い、人質を取ってしまうのだけれど
その背景には彼女の病と悲しい決断があって・・・。
と書けばわかってしまうかな。
彼女は進行性の早い不治の病にかかっていて
最後の夜を愛する彼と思い通りに過ごした後に
命を絶つ、という決断をしていた。
このドラマでも、その場で致死量のモルヒネを打ち
命を終わらせたい彼女とその願いを叶えさせたいフィアンセを
取り囲む警官たちの間でも
あと2週間の命なのだから、彼女の好きなようにさせてもいいのでは
いや、自分たちの目の前で、命を落とさせることはあってはいけない
と意見が分かれる。
最後には、裁判官からの許可を得て、二人を逮捕することなく
2人が最後の時間を一緒に過ごせるように取り計らうことになる。
これを見ながら、ふと、アメリカのオレゴン州で尊厳死という選択をした
ブリタニーさんのことを思い出した。
(この番組はブリタニーさんが亡くなる何年も前に放映された)
アメリカではCompassion & Choices のようなNPO団体が
尊厳死の合法化に向けて、州政府に働きかけている。
Compassion & Choicesは、この分野ではアメリカでは大きな組織で
ブリタニーさんが生前にアプローチし
尊厳死という選択を世の中に理解、賛同してもらうための
提唱者として活動した団体でもある。
この団体は今カリフォルニアでの運動を活発にしていて
今月aid-in-dying billが上院を通ったらしいけれど
下院ではどうなるか。
ちなみにこれが各州の尊厳死の法の状況。

やはり、これは人生観の他にも宗教観にも大きく左右されるし
白黒というかRight or Wrongをはっきりできるような問題ではない。
第一、自殺と尊厳死の違いって何だろう。
それを法律で定めるって難しいよね。
などと、Flashpointを見た後、1人考える夜。
Flashpoint Last Dance
私のお気に入りキャラは、ボス(グレッグ)とエド。くーーー、かっこいい!
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