キャンパスで働く

大学に通っている4年間、キャンパスのAdvising Center(学生相談課)で働いた。
ここは、主にMajor(専攻)の決まっていない生徒に課目の選択など、
アドバイザーが指導するところ。
私は受付と簡単な事務を担当していた。

ここは本当にパーフェクトな職場だった。
週に20時間ほど授業と授業の合間に働けたし、暇な時は宿題をやっても良かった。
上司はMargieという60台の女性だったが、とても優しく、
ウィットの利いたコメントが面白い人で、彼女の元で働いていた学生は
私も含めみんな懐いていた。

そんな職場だったが、私にとってはアメリカで初めての事務職。
かかってくる電話を取るのが最初は恐怖だった。
ほとんどが取り次ぎの電話だが、アドバイザーとのアポイントメントをとったり、
簡単なインフォメーションを伝えること等は要求された。

出勤初日の朝のこと。
Gloriaというディレクターの秘書をやっている人の電話が鳴った。
彼女は席を外していたので、ドキドキしながら電話を取ろうとすると、
Margieをはじめ、みんなにNo----!と止められた。
ビビりの私は顔をひきつらせ、固まった。

日本で事務の仕事をしていた時は、部署にかかってきた電話は
手の開いている人が出るのが常識だったが、ここでは違うらしい。
受付の電話だけ出て頂戴。とたしなめられる。

このことで、電話をとるという恐怖がをもう一段階レベルアップした…

それでも受付にかかってくる電話を無視していたら、お給料はもらえない。
いちいちビクりとしながら、受話器をとっていた。

案ずるより産むが易し、の言葉どおり、
電話をしてくる人に私の英語はなんとか通じたし、
相手の言っていることがわからない時は正直に、わからないので
もう一度お願いします、と頼むという毎日を繰り返すうちに、
いつのまにか慣れていった。

Advising Centerで4年間働かせてもらって、アメリカ人と働き
コミュニケーションをとる、ということに慣れることができたし、
アメリカで社会人として働くための自信をちょっと養うこともできた。

ああ、色々思い出してきちゃった。定年退職したMargie、元気かなあ。
あとでメールしようっと。

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Comments

いろいろな経験を肥やしにして今のキャリアーウーマンのかあちゃんさんになったんですね!

  • 2013/03/19 (Tue) 18:32
  • Noripy #zpSy6bMc
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